痛がりで怖がりのおっちゃんです。

同じ病気の方のブログを拝見し、病状や気持ちの持ち方などを参考にしています。病気でも楽しく、美味しく過ごしたいと思います。

犬の気持ち(1)

 私の名前はイブです。お母さんが買い物に出かけたので、お留守番中です。もう1時間
経つのに、まだ帰ってきません。
 私がこの家に来てから10年くらい経ちます。10年前の桜の咲いている頃でした。お花見でお酒を飲んだお父さんとお母さんがペットショップで私を見つけました。初対面なのに、なんだかとても気が合ったみたいでした。お金が足りなかったお父さんは近くの銀行へ行き、ATMという機械でお金を用意しました。
 ペットショップのお姉さんが、私のいつも使っていた、匂いの染みついたお洋服をを着せ、タオルなどと一緒に段ボールの箱に入れられました。私は、何が起きたのかわかりませんでした。お父さんとお母さんと私の3人でタクシーという乗り物に乗りました。お父さんとお母さんの暮らしている家ではなく、お母さんのお祖母ちゃんの家に着きました。    
 後で聞いたところによると、大家さんにペットを飼って良いか承諾をもらってなかったようです。大家さんのおっちゃんとお父さんがいかに親しいとはいえ、なんと乱暴なやり方でしょう。もし、大家さんがOKしてくれなかったら、私はどこの家の子供になっていたのでしょうか。いつもは、事務所で冷静に?(本人だけの思い込み)仕事をしているお父さんとは思えない行動でした。
 そろそろお母さんが帰ってくるから、またね。ワン

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